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マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリア
子供好きのポメラニアンの歴史
ポメラニアン
ポメラニアンの祖先犬は、日本スピッツの犬種と同じ、サモエドであると言われています。
サモエドの原産地は、バルト海南岸の3つの川に囲まれた低地であるポメラニア地方です。
大部分がポーランドに、そして一部がドイツに属しています。
この地方では、様々なタイプのスピッツ族の犬種が飼われていましたが、あまり優遇されて居なかったようです。
イギリスに持ち込まれ、原産地の英語名に由来する「ポメラニアン」の名で愛好されるようになりました。
さらに小型化されたタイプがイギリス国内で流行し、現在のポメラニアンになったと言われています。
ドイツ原産のスピッツ族としては、ポメラニアンは最も小型の犬種になります。
ポメラニアンが流行犬種となったきっかけは、ポメラニアンの愛犬家として知られるビクトリア女王が、熱心に繁殖させたからと言われています。
この頃はホワイト1色であったと言われています。
その後も小型化への努力が重ねられ、より美しく毛色も改良されて、今日の姿になりました。
日本でもその小型さと可愛さゆえ、家庭犬、愛玩犬として多くの人々に飼われています。
体重は2キロから3キロ程度。
一般に抱き犬としての印象が強くあります。毛がふさふさとして、ぬいぐるみのようであり、小型で軽量のため女性が抱っこするにはもってこいの犬かもしれません。
毛量が多いため、見た目よりかなり軽く感じます。
た目のボリュームは、同じトイグループに分類されるシーズーやマルチーズ程度ですが、シーズが5~6キロ、マルチーズが3キロ程度の標準体重と比べると随分軽い犬種です。

子供好きのポメラニアンの魅力
ポメラニアン
以前、マルポメヨーキーという言葉がありました。 マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリアを合体したものです。
可愛いという言葉を犬に当てはめるとマルポメヨーキーになったのでしょう。
何といってもフサフサした丸っこい姿かたちではないでしょうか。
スピッツ族の中でも一番小さいサイズで、どこから見ても丸々とコロコロとしています!丸まったフサフサなシッポも魅力的です!真ん丸い目も!
顔が大切、小さくて上品な顔立ちが、最高とされています。

子供好きのポメラニアンの性格
ポメラニアン
陽気で活発、好奇心が旺盛で、とても遊び好きです。
警戒心が強いところもありますが、飼い主には忠実で従順です。
そこがまた不思議なところです。
警戒心は、小さな音などにも反応して吠えやすいので、小さな頃から色々な音に慣れさせたり色々な環境に連れて行ったりと社会化をしっかりと行うことが重要です。
とても賢く、物覚えがいいので、しつけはしやすいと思います。
あの小さい体からは考えられないくらい勇敢なところもあるので番犬にも適しています?。
神経質な所があり、無駄吠えや噛み癖のあるワンちゃんもいますので、子犬のときにきちんとしつけることが大切です。
わりと無駄吠えするワンちゃんが多いように思うので、子犬の頃からのしつけがとても重要になってくると思います。
窓の外の人影に向かってうるさく吼え続けたりしています。


子供好きのポメラニアンへの接し方
ポメラニアン
ポメラニアンは暖かい被毛を持っていますが、屋外での飼育は向かないため、室内で飼育するようにしましょう。
また、ポメラニアンは活発ですので、毎日の運動は欠かせませんが、室内でゲーム遊びをしたり、短めの散歩をしてあげれば十分です。
活発だけど体は小さいので、室内で遊ばせたりするだけでも運動量だけを考えれば充分だと思います。 愛玩犬として有名なポメラニアンですので室外に出さなくても良いと考えてる方も多いと思いますが、お散歩にはしっかりと連れて行き、社会化のお勉強&運動をして筋肉をつけて丈夫な体を作ることはポメラニアンが心身ともに健康な生活を送るためには必要不可欠です。
ポメラニアンはどっしりと落ちついたタイプではなく、チャカチャカと機敏に動きまわるタイプの子が多いので落着きを覚えさせることが重要となります。
体が小さく、足も細いので、飼い主さんがしっかりと管理して、高い所から飛び降りたりして骨折などの怪我などさせないように注意して下さい。
骨がとても細く、骨折の多い犬種です。
ソファーの上り下りなど、ソファーから降りただけで骨折してしまった子もたくさんいます。
小さいため、足元を歩いている際に気付かず踏んでしまったなども起こりやすいので注意してください。
オスワリやフセ、マテなどを普段の生活の中でしっかりと取り入れて落ちつきやすい状況を作ってあげてください。
指示に対しての反応、覚えはとても良い方です。
しかし、オスワリをしたら解除をする前に次の行動に移ろうとするなど多少せっかちな部分もあります。
オスワリさせたらお尻を抑えて補助をするなど、動作が中途半端にならないように注意して教えましょう。
子供好きのポメラニアンにとっての快適生活
ポメラニアン
一番好きなものはチーズで、冷蔵庫からチーズを取り出すだけで、いつのまにかお座りして待っています。
お酒のおつまみのチーズを鼻で感じると、目を輝かせて膝上によじ登り、腕の間からテーブルの上のチーズの「はじっこちょうだい!」の猛アピールです。
肉や甘い脂肪たっぷり系は嫌いなものはありません。
嫌いなものは、留守番をさせられることでワンワンキャンキャン、それはうるさく鳴きわめいています。
ホネとかガムで暇つぶししてもらいましょう。
どこまでも快適を追求してやまない我がポメラニアンに対して、ここまでで許してもらうことがお互いの快適生活なのです。
ポメラニアンは突然ハゲる事があります。
なにかポメラニアンにとっての快適生活が保てなくなった時の症状なのでしょうか。
捨てられた子にこの症状が出たのを見たことがあります。
神経が細い神経質なポメラニアンには私の10円ハゲと同じ事でしょうか、だったら付ける薬は無い。
お医者は良く効く薬を渡してくれるが、本心から効くと思っていない(本当は特効薬を作ったらノーベル賞ものと思っている)らしい。

子供好きのポメラニアンの手入れ
ポメラニアン
被毛はとても豊かで、下毛はやわらかい綿毛で、上毛はまっすぐで粗い感じのダブルコートで成り立っています。
きれいな毛並みを保つために、毎日まめにブラッシングをしてあげましょう。
フサフサの毛を維持するにはブラッシングが不可欠です。
ブラッシングを行わないと毛玉になり、ワンちゃんが痛い思いをしてしまいます。
小さな頃からブラッシングに慣らすようにしましょう。
細く長い毛は立っている事が美しさになります。
エッジのあるブラシや、細いピンのスリッカーブラシはキューティクルが痛む事が大きいのでおすすめできません。
電子顕微鏡写真
エッジで5gの重さ(1円玉5個分)の重さと言っても非常に軽いけど一回でこんなにキズが付くようです。
キューティクルもハゲハゲ
また、ゴム系の摩擦抵抗の大きいものも毛を痛めやすいものです。

ピンブラシやピロコームが毛のキューティクルを痛めずに手入れができます。
その中でピロコームE3が長毛種にとってゴミやカラミを取り、毛玉の防止に効果的です。
ポメラニアンはスピッツでありしっかりしたダブルコートです。
長い被毛の奥の下毛の抜け毛を取り除いたり、絡みを解いたりするにはピロコームE3が家庭では最も扱いやすいと思います。
金櫛でくし歯がくるくる回ったり出たり引っ込んだりするのが有って、これは感触が良くてポメラニアンは喜ぶけど、櫛だから手首を柔らかくして手返ししないといけない点は手首が疲れる事や手返しし過ぎて抜け毛を置いてきてしまう問題があります。
また、くし歯が回転する機構が痛んで壊れ易いのも問題でしょうか。
ピロコームE3は、くし歯のたわみ具合で自動的に調節されていくので手返しなど考えなくてもとかす事と抜け毛を拾い出す事を合わせて行なってくれます。
しいて言えば、被毛の太さ・長さ・厚さや汚れ滑り具合に丁度良い力加減にすることが飼い主の腕という事でしょう。

子供好きのポメラニアンの薀蓄・雑学
ポメラニアン
犬全般にチョコレート、コーヒー、玉ねぎ、ネギ類は、中毒を起こすので、絶対に食べさせてはいけない。
犬は夢を見ています、夢を見る動物はニワトリ以上と言われています。
戦いの夢を見て居る時に、口のそばに手を近付けると噛みつくのですよ。
痛い思いをして理解しました。
人間に血液型があるように、犬にも血液型はあり、犬には全部で九種類の血液型があるといわれています。
犬の形態変化率は人間の100倍以上といわれますが、血液型は約2倍。
犬は各種のオオカミ系と戻し交配も行なわれてきたようですね。
タライや風呂に水を張ってもレトリーバーのように喜んで飛び込むポメラニアンは少ない。
幕府のイヌ、警察のイヌというのは幕府や警察の意向で行動しこちらの人情を理解してくれない事を言いますが、ポメラニアンは飼い主のイヌだね。

ペットとはとても仲良く楽しく過しました。
しかし、年月が過ぎて、ペットの寿命が尽きてしまいました。
ペットを失ったことが原因で、飼い主が精神的に大きな失望感に見舞われてしまいました。
これをペットロスシンドロームと言います。
子供たちは飼っていた虫や魚が死ぬと葬ってサヨナラをします。
ペットもその死体を見てそれを丁重にお別れすることで、悲しみに別れを告げることができるようです。
出勤中に車に轢かれて死んだ我が家の猫。
仕事から帰る前に火葬にしました。
死に顔を見ていないのでひょっこりとそこらから帰ってくるように思えて、いつまでも別れが出来ないペットでした。

ペットの抜け毛取りブラシ ピロコーム  
人も犬も抜け散る毛が気になります。
犬から飛び散る抜け散る毛、何か対策を研究していますか?
尽きないペットの抜け散る毛の悩みは気にすればするほど尽きない悩みです。 家の中に飛び散る前に対策をしている方もたくさんいます。 オーソドックスなやりかたや、大胆なやりかたや、ぴっくりするやりかた。

天気の良い日に外でブラッシングする。
小春日よりを待ち、この時に外でするブラッシングはとっても気持ち良さゲです。
外でブラッシングすれば当然家の中に抜け散る毛が舞い散ることはありません。
まわりのお宅に気を配りながらね。

新聞紙の上でブラッシング。
抜け散る毛はそのまま包んで処理します。
天気に左右されること無くブラッシングできます。
犬がおとなしくしてくれれば特別問題はありません。

ブラシや手をぬらしてなでると毛がくっ付いてよく取れます。
ぬれてに粟のやり方です。

ペットに掃除機をかける。
吸い口を直接押し付けて抜け散る毛を全部吸い取る。
掃除機が好きで喜んでいます。
掃除のついでにペットの掃除もしてしまうのでとっても楽ちん。

ガムテープやコロコロをかける。
ペットの体にガムテープやコロコロをかけると気持ち良さそうにしています。

 あると便利!
ブラッシングする時にケトリーナをスプレーする。
スプレーしてブラッシングすると毛が飛び散らずに良く取れる。
匂いも抑えられます。

 あると便利!
ピロコームでブラッシングする。
ピロコームは独特の形で抜け毛が軽々ゴッソリ取れ、取れた抜け毛はピン先に固まり後始末も簡単。
ピンの弾力で肌を傷付けることもありません。

 わが家ではペットを飼い、日々忙しく過しています。
最近近くのわんわん動物園に、行ってきました。

ペット美容室の経営ではトリミング関係の他にペットフードやペット用品の販売がある。
比率からするとトリミング関係よりもペットフードやペット用品の販売が2倍くらい多いのです。
オーナーのこだわりの品を揃えて力を入れないとディスカウントショップに太刀打ちできない。
トリミングだけでやろうとすると収入が激減する。
ペットを美容院に連れてくる人は価格よりもこだわりの物を欲しがる傾向があるので成り立つのです。


ポメラニアン
まさにかわいがるための犬という雰囲気のポメラニアン。
でもじつは、その歴史は意外なところから始まったのだという。
ドイツ・スピッツの一種  そういえば、ポメラニアンは。
スピッツ犬なのである。
ポメラニアンがいかにも愛玩犬的ポメラニアンになったのは、故郷・ドイツからイギリスにやって来てからのこと。
イギリスービクトリア女王のひいきの犬として一躍有名になるまで、こんな小さなスピッツは、犬種として存在していなかった。
 元となったスピッツは、「ドイツのウルフスピッツ」と呼ばれる、別名キ-スホンド。
キースホンドはオランダの犬種とみなされていたこともあったが、定義的にはウルフスピッツと同じ犬だ。
 ドイツ出身のスピッツには、現在5種類のサイズバリエーションかおり、まとめて「ドイツスピッツ」と呼ぶ。
そのなかで一番小さいタイプがポメラニアンなのである。
 そして、スピッツという概念で眺めれば、ポメのキャラクターに愛玩犬以外の側面も見えてくる。
何世代にもわたる選択交配の結果、大のそばにいることを愛する典型的な小型愛玩犬になってはいるか、「心はまだまだスピッツ」というわけだ。
大の気配がすれば果敢に吠えるし、散歩だって飼い主の体力さえ続けば何時までも歩く。
 それなのに、砂糖菓子のような甘い顔、ボンボンのようなかわいい毛ごろも、けなげにチョコチョコ動く四肢を持つ。
性質と見かけが矛盾しているのだ。
このアンバランスさは、ほかのどのスピッツにも備わらない、ポメだけの絶対的魅力である。
農場出身の。
何でもない犬1700年代後半から1800年代にかけて、ドイツからイギリスに、ウルフスピッツなどのドイツスピッツがかなり輸入されていた。
が、そのころはとくに注目を浴びることもなく、人気犬種にもならなかった。
それどころか、イギリスでは作業犬(スポーティングードッグ)をたくさん作出していたので、「あのキツネみたいな犬は、スポーツをやらないんだから使いものにならない」とさげすむイギリス入もいたようだ。
 原産国であるドイツでのスピッツはと言えば、農場を歩き回る番犬だった。
 余談だが、ドイツにはあれだけネイティブの犬種がいるのに、不思議なことにドイツの貴族は、自国の犬から純粋な愛玩大をとうとう作らすじまいである。
狩猟犬には、ドイツの貴族に作られたすばらしい大がたくさんいるにも関わらず。
しいて言えば、ピンシャー系の小型大だが、彼らとて中世期にはネズミ捕りの作柴犬にすぎなかった。
 当時イギリス人は、これらとんがり顔の立ち耳大(すなわちスピッツ犬)を、大きさに関わらずすべて「ポメラニアン」ウルフ・スピッツ、ことキースホンド ポメラニアンの祖先であるドイツ・スピッツの基本となった犬である。
ドイツのポメラニアン地方で多く見かけるタイプの犬、という意味だったのか、彼らのドイツヘの勝手な印象だったのか、それは定かではない。
 後にドックショーが始まると、ポメラニアンという名でさまざまな大きさのスピッツが出陳された。
そこで、ポメラニアンの中で「体重約3キロ以上か以下か」によってサイズのクラス分けがなされ、審査が行われた。
何と、小型のほうは当時はミニチュアポメラニアンと呼ばれていたのだ。

ポメラニアン
ビクトリア女王の一番のお気に入り。
 ビクトリア女王がイタリアヘ旅したときに、たくさんのドイツスピッツを連れて帰った。
すると、イギリスのブリーダーたちは、ビクトリア女王好みの小型ポメラニアン作りに集中し始めた。
女王も自ら小さなスピッツのケンネルを持つまでに至る。
 ビクトリア女王の。
ポメラニアン熱のおかげで、たった20年のあいだにポメラニアンは一躍人気者となり、1907年のマンチェスタ-のあるショーで、何とポメラニアンばかりが500頭も出陳されたそうだ。
女王のポメラニアンヘの愛情は並々ならぬものだったようで、最期のとき、枕元にポメラニアンを座らせてみとらせたというエピソードもあるほどだ。
 第二次世界大戦後、イギリスのブリーダーたちによって、ポメラニアンの容姿は一層洗練された。
そしてあのチャーミングなポメラニアンキャラクターも完成した。
それからは、ご存じのように、世界の家庭犬及びショードックとなって今日に至るのである。

犬の写真 インド旅行へ ストーンカービングへ 岩山の風景へ 台湾旅行へ

子供好きのマルチーズにとっての歴史
マルチーズ
マルチーズは、非常に古い歴史を持つことでも知られ、古代より貴族に愛されてきた愛玩犬なのです。
彼らはキリスト教以前の時代から、現代に至るまで、常に愛されてきたことになります。
 マルチーズがどのようにその名を得たかについては、さまざまな説がありますが、これは古代犬と言われる犬種、全てに共通することなのです。
 紀元前1500年頃に、フェニキア人(現在のレバノンあたりに国家をきずいていた)の貿易中継点であった地中海のマルタ島に持ち込まれ、やがてシシリア島を経てヨーロッパに紹介され、また一方ではカナリア諸島で女性達に抱き大として愛されて発達しました。
逆にマルタ島を経てスペインやイギリスに紹介されたという説もあり、地名が犬種名となったのです。  以上が一般的に知られ、なおかつ信じられているマルチーズのおおまかな歴史ですが、細部については、前述したように不明な点もあります。
 マルチーズを語る上で、こんな話もあります。
それは1841年にフィリピンから輸入されたプシュケという名前の雌についての話です。
この犬は、アジア貿易を目的に設立された東印度会社の船長ルーキー氏が、もう一頭の雄キューピッドとともに、マニラから輸入した最高のマルチーズで、プシュケの休重はわずか3ポンドだったそうです。
当時は6ポンドぐらいのものが多かったので、珍しがられたことはもちろんです。
 プシュケの体つきは、短肢で地低く、鼻が黒くて目が大きく、長い被毛が体の左右に垂れ下がり肩の上の毛が15インチもありました。
この犬は、大学者であるストンヘンジ氏の著書[イギリス 島の犬]の挿絵に掲載されていますが、本当に近代的なタイプの 犬です。
 それにしましても、なぜこのような素晴らしいマルチーズが、東洋のマニラにいたのか、不思議というほかはありません。
古代より貿易が盛んに行なわれていたので、恐らくマニラに限らず、世界の各地に船乗りと共にマルチーズが渡っていったと考えるのが妥当かもしれません。
 イギリスの全犬種展に姿を見せたのは、1850年以降と言われていますが、1859年ニューカッスル・アポン・ダイン・ショーにプシュケの子が一頭出陳ていますが、この頃はまだ珍しい存在でした。
人気が上昇したのは1862年のロンドン農業会館で開催されたショーからで、流行犬となりました。
マルチーズはマニラ発祥という歴史です。
戦後の高度成長と共に、驚異的な人気で日本中に普及したマルチーズは、今や完全に定着し、マルチーズという犬種と犬種名を知らない人はいないほどになりました。
子供好きのマルチーズにとっての形状
マルチーズ
紀元前1500年頃、フェニキア人の貿易中継点だった地中海のマルタ島に、彼らによって持ち込まれた犬種でアジアのマニラから来た犬だと言われています。
やがてシシリー島を経てヨーロッパ各国に紹介されました。
スタンダードとは何ですか?と初心者の方から質問される時、私の答えとしてはマルチーズの理想像ですと説明しています。
 しかしながら、スタンダードの一項一項を読んでもなかなか抽象的な言葉と表現で言葉が形になって行きません。
確かにスポーツのようにタイムや勝負のはっきりつく物と違って、美的感性は人それぞれ異なり、なかなか数字だけで決められるものでないし、また、表現できるものでもなく審査員一人ひとりものでもあります。
そのため解釈次第で、その人のイメージはかなり異なってしまう場合が多いことと思われます。
 また、注意しなければならないことは自分が手に入れた犬に惚れ込みすぎたり、利害が絡んだり自分流にそれを勝手に当てはめてしまう人が少なくありません。
しかし、スタンダード(標準)は、あくまでも理想像として深い知識と、自ら強く広い冷静な目で判断しなければなりません。
第一印象は純白な被毛の中に、目鼻の真っ黒な3つのポイントを有したぬいぐるみのようで、被毛はストレートで鼻先から尾の付け根まで左右に分かれ床まで一様に垂れ下がり、全体のバランスとしてはやや長めのボディー・バランスの愛玩犬です。
純白な長い被毛におおわれた小型犬で被毛は真っすぐで、体の両側に一様に垂れ下がり、その毛は鼻先から尾の付け根まで続いているが容姿は健康的で均整美を表現していなければならない。 性格は知的、快活、大胆であること。
基本的にはあまり神経質でなく、陽気で飼い主に従順で利口な性格です。
明るく強い性格とは家庭犬として家族と生活する中で最も大切です。
また、本来良いキャラクターが何故必要か? と言いますと、その犬の本来持ち合わせた骨格・歩様・表現力などすべてを発揮することが7半分で終わるか、十二分表現できるのか、性格によってずい分左右されるものです。
頭部の形状は、ストップから頭頂と、ストップから鼻端までは同じようにバランスがとれていなければならない。
スカルはわずかに丸昧を持ち、両耳間はむしろ幅広くストップは適度である。
昔は頭部が大きく全体に重い感じがしましたが、現在は全体のバランスが良く整った犬が増えました。
頭部は、頭頂がわずかに丸くなっていて深すぎず浅すぎない、深すぎるとはチワワのアップル・ヘッドのような状態で、マルチーズとしては気品に欠け、浅すぎると可愛らしさに欠けてしまいます。
マズルは適当な長さと幅を持ち、鼻は黒い、歯は白く堅くシザーズ・バイトである。
目はやや丸く暗色で、両目は離れ過ぎず、目ぶちは黒いのが良い。
目は口ほどにものを言いと言いますが、大きさ、付く位置、眼色などによって表現が全く違ってきます。
丸目で眼色は濃いことで、良く見ると目の中心がブルーに見える犬がいますがこれは色素的には問題があります。
目ブチには黒いラインが入り、目の周囲に黒い色素が出ていれば、より良い色素を持っている犬として好ましいことで、表現力もよくなります。
耳は垂れ耳でわずかに低くつき、豊富な長い毛でおおわれている。
マルチーズを正面から見た時に、丸い形に目や鼻が付いたものと解釈してほしいと思います。
マルチーズにとってそのために耳の位置は大変重要なポイントです。
スタンダードにある両耳間はむしろ幅広くとありますが、要するに耳は垂れて低く付くことと同じ意味で、高い耳付きの場合、その耳が被毛に被われると頭蓋が四角く見え丸い感じにならず、低い耳の場合、とても安定した丸い頭部に見えるものです。
歯は、正常咬合で切端咬合まではショーで許されますが、基本的には正常咬合であることを忘れてはいけません。
首は、力強く、十分な長さで高く保持する。
力強くとありますが、良い充分な肩甲骨の角度を有する犬はキ甲にかけても充分なボリュームがあり、それが力強さを表現しているものと思います。
ボディは、キ甲は高く背は真っ直ぐであり、腰は強く胸は良く発達し、肋は張り、腹は締まっている。
キ甲は高く、背は真っ直ぐであるとありますが、キ甲とは肩甲骨の上端で首の付け根にあたります。
肩が立ち気味の場合、一見キ甲が高いと錯覚をしますが、キ甲の位置が肘の真上に行かず、やや前の方へ付くことになり、背は水平でなくやや斜めになりますので好ましくありません。
もしご自分のワンちゃんのキ甲部が分からなければ、一度首を前へ下げると背上にキ甲部が突き出てきますから、そこを指で確認し、首を正常な位置に戻した時、そこがキ甲です。
基本的には長胴・短背であることを忘れてはならないのです。
マルチーズ
ここで注意しなければいけないことは、ショート・バック(短背)とショート・ボディー(短胴)の違いを誤った解釈をしている人が多いことです。
背は短く真っ直ぐでありますが、静止時も歩行時も平らで首の付け根の方から斜めになっている背・鯉背(りはい)・腰高などは好ましくありません。
また、スタンダードに書かれていませんが、体質の固さも大切です。
幼犬時に毛量が多く太った感じのやや水っぽいと出来上がりが早いが成犬になって良い状態に保つのが大変です、毛量が特別多くなくても骨量がありしっかりとした体形でやや細目のタイプの場合は年齢が増す2~3歳には驚くほど毛量が増えちょうど体が成犬に出来上がる頃、毛量と毛の長さなど全てのバランスが整い完成されて行きます。
もちろん、幼犬時より体質が固く、しかも毛量が多ければ申し分ありません。
尾は長い飾り毛が豊かで、背上に優雅に保持する。
尾の付け根は高い方がよりショート・バックに見えますが、下付きの場合、背は長く見え、またバランスとしても美しくありません。
理想としては、ゆったりと背負って体の側方へ下がるものです。
サシ尾…尾が充分にアーチしないで、ひらひらとして背負わない。
巻き過ぎの尾…豚の尾のように強く巻いているなどの場合も好ましくありません。
また、歩様時には背負う尾が静止した際、ダラッと力なく下げてしまう犬がいますが、これは性格よりも血統的なケースが多いと思われます。
四肢、前肢は真っ直ぐで骨量に富み、十分な飾り毛があり、指は小さく長い飾り毛におおわれ、パッドは柔軟性を持ち黒く、後肢は筋肉に富み真っ直ぐで、スタイフルは適度な角度を有する。
趾、パッドは前肢とほぼ同じである。
足の裏(パッド):理想としては黒いパッドを望みますが、例えば4本足の全てのパッドがパーフェクトに真っ黒でなくても欠点とするべきではなく、当然、全体の犬質を優先します。
一番目立つ被毛と毛色は、絹糸状の長い直滑毛が一様に全身をおおい、下毛はなく、毛色は純白が望ましいが、淡いタンあるいはレモン色は許されるがあまり望ましくない。
絹糸状の直滑毛とありますが毛質、太さなど、一言では到底表現できないほど個体差があります。
本当にシルキーとなりますと、光沢のある細くても丈夫な毛ですが、実際多くのマルチーズはそれから比べ、やや太く光沢が少なく、シルキーに近い毛質が多いことから絹糸状シルキーまたはシルキーに近いと解釈したいと思います。
下毛はないのは当然ですが、下毛はありません。
しかしご自分で飼育されている、またはブリーディングされているマルチーズにアンダー・コートが生じているのであれば、それはスタンダードからはずれていることを認識しなければなりません。
毛色は純白が理想ですが、青味がかった白の毛と、やや黄色味がかった白いコートとがあります。
当然、両者を比べれば、前者の白さが際立つことはお分かりになると思いますが、なかなか純白な被毛の犬のブラック・ポイントが伴わず難しいものです。
淡いタンやわずかの耳のレモンは許されるが望ましくはない耳のレモン色や背中の淡いタンは成長過程でだんだん白くなって行くことが多いものです。
なお、血統やコンディションによっては幼犬時白くても、パピ-・クラスや1歳前後になって背中に強目のレモンが出てくる場合もあります。
歩様はさっそうとスムーズに流れるような歩様である。
なぜ良い歩様が大切なのでしょうか?。
ただ美しさ、可愛らしさのみを競い合うのであればマルチーズの置物でよいのですが、生きている犬となれば当然、動き方すべてが評価の対象となり、骨格構成の良い大はスムースで安定した歩様を示すことができるのです。
しかしながら、ここで一つあえて強調したいことは、確かに良く動く犬はハンドリングの際に引きやすいですし、勝ちやすいものです。
ともすればタイプとしてはあまり好ましくなくても動きが派手で勝った犬に魅力を感じ、それが良いマルチーズに思いがちになりますが、結果はやはり良いタイプ要するにマルチーズのマルチーズらしさをより持った犬の中での歩様の大切さを理解しています。
ダイナミックにコッカー・スパニエルのように歩くことが良い歩様ではなく、あくまでも可愛らしさであり、マルチーズとしてのレベルをクリアーした犬の中でのことで、早く走るように歩き回るのではなく、スムーズに確実な歩様のできる犬が良いのです。
体重は牡雌とも3.2kg以下で、2.5kgを理想とする。
マルチーズのスタンダード内容中、唯一数字で明記されているのが体重です。

子供好きのマルチーズの手入れ
マルチーズ
純白の優雅な長毛を作るには、丁寧な手入れが大切です。
ショータイプの手入れはたいへんですが、やってみると多少・かなり技術を要しますが、コツを覚えますと、また楽しいものです。
子犬の頃から、毎日必ずクシ、ピン・ブラシなどで被毛をとかして置く事です。
注意深くやさしく、ていねいに手入れをしておきますと7、8ヵ月頃には容姿に格段の差が出てうれしくなるものです。
ちょっと手を抜きますと、毛のもつれが出て処置に困り、丸坊主というケースになり、白い優雅な長毛を楽しむことができず、残念な思いをすることになるでしょう。
まず、手入れをするには良い道具をそろえる必要があります。
グルーミングの道具の場合はその犬にマッチしたものを使わなくては、うまく仕上げることはできません。
道具は、金グシ(2種類)、ピン・ブラシ、爪切り、ハサミ、カンシ、バリカン、ラップ紙、ワゴム(8番ぐらい)ドライヤー、台(犬が滑らないような台)、これだけ用意すると手入れに便利ではないでしょうか。
とはいえ、家庭犬にはちょっとおおごとですね。
後で説明する「ピロコームE3ながめ」が重宝します。
サマー・カットをしている犬も、長毛を保っている犬も、シャンプー前にクシでていねいにもつれをばぐしてください。
被毛は根本を片方の手でつまんでとかすことが鉄則です。
クシは粗目のものを使います。
初めから細い目のクシを使って無理に根本から一気にとくのではなく、被毛に対して直角に、またクシは力を入れて使川することはしないで、クシの重みでといてあげるのが犬切です。
もつれている場合は根本をつまんでほぐすように毛先からゆっくりとていねいに根本までとかしてください。
長毛がとかし終りましたら、次は足の手入れです。
足の裏の毛をバリカンで刈り込んでおきます。
この時は十分注意して、ケガをさせないようにしましょう。
長いままですと排尿の後や散歩に連れ出した時に汚れやすく、床もすべりがちで、思わぬ事故にもなり、良い姿勢で歩くことができず悪い習慣にもなり好ましくありません。
爪も長いと長毛をいためることもあり、また、床を歩いてカチカチ音を立てるようであれば深爪をしないように切りましょう。
目の下の手入れは、目の下の長毛が涙やけで茶色に染っているものが多いので日常の手入れが必要です。
ホウ酸水を綿にふくませ毎日拭いてあげるとよいでしょう。
シャンプーの仕方としましては、シャンプーを始める前に、まず肛門腺を絞ります。
左手で尾を充分持ち上げ、右手人差指と親指で肛門を下の方から押し上げて絞ります。
息をのむほどの息気を発する膿のようなものが出ますが、シャンプーのたびごとに忘れずに絞ってください。
お湯の温度は人の手でやや暖かいと感じる程度のぬるま湯で、犬の全身を良く下洗いしてお湯に体をなじませてください。
次にシャンプ一剤を充分に使って犬の全身に万遍なく行き渡るようにつけて洗います。
この時、上下左右にゴシゴシとこね回してはいけません。
毛の方向に軽くなでるような感じで洗ってください。
 顔を洗うのを嫌う犬もいますので、目や鼻にジャンプ一液が入らないように注意して、ていねいに洗います。
目の下の涙やけの部分は、その部分をつまんでもみ洗いしたり、親指と人差指を立てて洗います。
お腹の毛も綺麗に洗ってください。
特に雄犬のお腹の毛は汚れやすく黄色に染って見苦しいものです。
シャンプーが終わったらすすぎは充分行なってください。
シャンプ一液が残りますとフケやかゆみの原囚にもなります。
すすぎ終わりましたらリンスを全身に充分付けて2、3分おいておきます。
次に両手を使って犬の体をつつみ込むようにリンスをなじませたあとよくすすいでください。
シャンプー、リンス、は犬の毛質によって若干異なりますので、専門家に相談されるとよいでしょう。
シャンプーが終わりましたら、タオルで全身の水気を充分拭き取ります。
こね回さないでとんとん軽くたたく要領でタオル・ドライをしてください。
拭き終りましたら、ドライヤーで被毛の根元まで充分乾かします。
この時、ドライヤーを近づけすぎますと被毛を傷める原因にもなりますので注意をしてください。
ドライングはピン・ブラシなどで被毛をのばすように乾かすのがコツです。
ドライングが終わればまず頭部の被毛を目の上から4~5cmぐらいの円形に取ります。
 次にセット・ペーパーで毛を包みますが、毛を押えていた指を離さないようにしペーパーを三ツ折りにして毛を包み、これを二ツ折にし、さらに三ツ折ぐらいにしてワゴムで止めます、止め終わりましたら、ひきつっている箇所がないか確めましょう。
次は口ヒゲまわりの部分のセットです。
犬を台にすわらせ口は目の中ほどから下に毛を取り、頭と同様にセットし、あごの下も同様にしてください。
全身ラップをされる方は体の両側の被毛も前述の手順でセットしてください。
手入れには時間がかかりますが、長毛を保つためには必要なことです。
生後10ヵ月から1年ぐらいではじめます。
根気よく行なってください。
ラップは2日に1回は取りかえてあげましょう。
シャンプーは2週間に1度ぐらいでよいでしょう。
町で見かける、サマー・カットのマルチーズが本来の姿ではありません。
ちょっと手を加えて、ご自分の手で白く綺麗な被毛を作り上げて見てください。
素晴らしい被毛を楽しみたいですね。
輝くような純白の美しい犬に育てあげるには日常の手人れと管理を怠らずにすることが犬切です。
まず犬舎は清潔に保ち、特にハウス内の敷物など汚れたままにしないで毎日取り替え、洗うと大変良いと思います。
それでは、「ピロコームE3ながめ」を使いましょうか。
マルチーズのショータイプの手入れはできますか?。
長毛を保つためには、セット・ペーパーで毛を包み草木に触れないようにし、このラップを2日に1回は取りかえてラッピングした周りの被毛の傷みも起こらないようにするのは家庭犬としては窮屈でもありますよね。
準ショータイプとして、地面に曳き擦らない程度の長さにすればラップなしで、「ピロコームE3ながめ」のコーミングで毛玉を作らずに飼う事ができます。
金櫛は疲れて途中から力加減が出来なくなるのは素人ですが、「ピロコームE3ながめ」は素人に疲れ知らずのパワーです。
毛の流れに沿って軽くゆっくりとすけば良いので、それだけでカラミやゴミが取れます。
少し水をスプレーして、静電気や砂ぼこりのザラツキを取ってあげましょう。
マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリア  うさぎ  日本のネコに野生猫 

子供好きのヨークシャー・テリアにとっての快適生活
ヨークシャー・テリア
ヨークシャー・テリアをグルーミング好きな犬にする育て方。
ヨークシャー・テリアを手入れ好きにさせるには子犬のときから始めるのが何よりです。
まず子犬とよく遊んで自由に抱いたり、体の各部に触れたりします。 できるだけ接触時間を多くしてこまめにいじって遊んでやります。 初めは好きな喉や背中をなでてやるとよいでしょう、またお腹も喜びます。
コロンと仰向けにして手をクシがわりに腹部をすいてやるのです。
こうした接触刺激に子犬はとても敏感で心地好く反応します。
やさしく声をかけながらやってください。
そして耳や足、尾、口、肛門などにも時々触れて異常はないか調べる習慣をつけることです。
仰向けになるのを嫌がる犬は、両手を捕まえて無理やり仰向けにフォールして屈服させ、飼い主が偉いのだと教えます。
こうしたことを繰り返すと犬は次第に自由に扱われるのになれます。
ここまでくると後は簡単です。
ブラシやクシで毛をなではじめます、特に良いのは感触の良いピロコームがお勧めです。
長い毛のヨークシャー・テリアは強くやると毛を引っぱって痛がるのでピロコームE3で毛先をなでる感じでやります。
子犬は心地好いので、当然じゃれついてきます。
この手入れ中のじゃれつきもかわいそうですが、いずれしつけなければいけません。
これには、じゃれついたり動いたりしたら、イケナイとかダメとか言って制します。
これで静かにしたら必ずヨシヨシと言ってほめてやるのです。
 これを繰り返すとヨークシャー・テリアも次第に理解します。
しつけは感情的になって怒ってはいけません。
愛情をもって根気よくやるのがコツです。
また、子犬は体もそう汚れませんが、馴れさせる意味で簡単なシャンプー洗いも何度かおこないます。
子犬は扱いやすい上に大抵のことにはすぐ馴れるので、できるだけ早めにひととおりの手入れを経験させるのがコツです。
手入れのはじめにヨークシャー・テリアは、子犬の時期ほど、接触時間が長いほど、子犬の要求を満たしてやる接触態度をとるほど、よくなれる。
子犬の扱い方のコツは、自由に抱いたり触れたりして扱いやすい犬にする。
おどかさない。
恐がらせない。
苦痛を感じさせない。
長くだらだらとやらない。
最初は手入れより子犬と遊ぶつもりではじめるとよい。
しかし、次第になれてくれば、きちんとしつけるところはしつけ、手入れを遊びと区別するようにしていきます。
耳、汚れていなくても指や綿棒で耳の入口付近をよくなでてやる。
口、自由に開けられるようにして指で歯や歯ぐきに触れておき、後で好物を与える習慣をつけると子犬の時期なら馴らしやすい。
足に触わつても嫌がらないようにする。
爪切りはできるだけ早めに何度か経験させる。
シャンプー洗いになれさせる。
最初は肛門周辺などの部分洗いを経験させるのもよい。
トリミングのためのしつけは、トリミング中に犬が動かないようにしつけることが大切です。
専門家がやるように台に乗せて手入れをする習慣をつけるのもよい方法です。
まず、あまり広くない台に乗せて、犬か恐がって降りようとしたら、イケナイと言いながら首と下腹を持ち上げて正しい位置にもどす。
動くたびにこれを繰り返し、台の上でじつとしていたら、ヨシヨシといつてぼめてやる。
犬を仰向きにするには腹部を触って遊ぶようなしぐさをすると、犬は心地好いので自然と横になるものです。
起き上がるうとしたら、間髪を入れずイケナイ。
もちろん大人しくしていたら必ずほめてやります。
こうしたことを根気よくやると、ヨークシャー・テリアはトリミングテーブルの上で大人しく手入れをさせる犬になってきます。
犬が人間と共に暮らすようになった歴史は、一万年~一万五千年前とも言われています。
場所はメソポタミア地方でこれは日本の歴史上から言えば、旧石器時代や縄文時代に相当します。
犬がオオカミから進化したことは、今では広く知られていますが、現時点での研究結果では、一万二千年前に生育していた中東のハイイロオオカミが遺伝的に近いとされています。
オオカミに対してあまり良いイメージを持つ方は少ないかもしれませんが、本来オオカ ミは他の社会的動物同様に群れを成し、リーダーを決め、順位に従って共生する動物です。
そのため、もともと外敵に反応し人間に変化や危険を察知して知らせるという能力や従順性の面からも人間が生活する上で非常に重要であったと考えられます。
最も古い犬の純粋種はハウンド種だと言われていて次いで、小型狩猟犬として活躍したテリア種や軍用犬として使われたマスチーフ種です。
極寒の地でソリ犬に使われたスピッツ種や遊牧で羊番のために飼育されているシェパードやコリー種それにポインターやセター種などの鳥獣犬種も純粋種として加わってきます。
現在、その純粋種の数は三百五十を超えており、そのうち日本では約百七十種の犬が暮らしています。
今や、犬は生活していく上で欠かすことのできない「家族」になっています。
これから新しく犬を家族として迎える人も、今現在、一緒に生活されている人も、成り立ち・特性・それぞれがなりやすい病気などを知り、日常生活をより良くしていくことが犬切でしょう。

追記