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雪やこんこんの彫刻研究




石なのに
鬼か蛇か

恐ろしい形相です
幹がなかば朽ちて白骨化した「舎利幹」は、いかにも悠久の時の流れを物語るかのような深い趣を感じさせます。
樹芯 樹の生長点で、幹の先端になるところを樹芯と呼び、その付近全体を樹冠とも頭とも呼びます。
あらゆる草木は自分の生長のためにそれぞれ最善を尽くす姿で生きているものです。
よって、樹芯はいわば、草木の生命力の象徴でもあります。
ですから、活力溢れたものであってほしいわけで、芯が折れていたり、あっても貧弱なものではボンサイとして喜ばれません。
また、樹芯の枝葉が茂り過ぎて大きくなり過ぎると、頭でっかちで重たい感じになり好ましくありません。
樹芯は樹全体の姿とほどよくバランスをとるように工夫する必要があります。
なお、ボンサイの場合、樹芯は心もち正面に傾けておくのが原則です。
樹芯が後ろに逃げてしまうように感じられては、全体の力というものを統一することができません。
結果的には、樹芯が気にならない ものになれば、それでよいといえるでしょう。

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